につけた感覚が鈍っているようですね
今回の担当教師はハイテクニカル科担当の
酒井先生です
前回まではスポンジを勉強していましたが
新しい項目へ進みます。
シュー生地の硬さを確認しています。
シュー生地は卵を加えすぎると柔らかくな
って、膨らまなくなってしまうので注意が
とても必要です。
谷口さんの作業を見守る、依さん
ポーズをとっているのは、大島さんです。
じゃなくて「小島だよ」の小島さん
真剣に絞る、高橋さん
真面目に絞る、大島さん
「小島だよ」
均一に絞れたら、オーブン前で霧吹きで、
生地の表面に水を吹きかけます。
これはオーブン庫内で表面が先に焼き固まる
を防ぐためです。
準備が出来たらオーブンへ釜入れします。
毛さんと李さん
オーブンに入れて1分の状態
まだ変化無しです。
オーブンに入れて12分の状態
膨らんできました。最終的な大きさの7〜8
割くらいの大きさですね。
オーブンに入れて25分の状態
完全に膨らみきった状態です。あとは5〜7
分くらい排気口を開けて乾燥焼きをします。
こちらが学生達が作ったシューケースです。
1段ごとに違う学生班のケースですが、ほと
んど違いが見られないです。
最初の授業としては凄いことです。
失敗する学生班が有りそうな感じはしたので
すが、Dクラス優秀です。
別に担任だからとかじゃ無いんですよ
焼き上がったケースに切れ込みを入れている
ところです。朴さん、真剣です
クリームを絞り込む陳さん
粉糖で仕上げをする平野さん
最後の1枚は大島さん(小島さん)です
クリームも絞る量や口金の差し込む位置等で
も仕上がりが変わるんですよ。
何回も作業を重ねながら覚えて下さい。
完成品はこちら
シンプルですが日本人の好きな洋菓子トップ3
に入る実力は分かりますね。
まだ入学してから3回目の洋菓子です。これか
らまだまだ勉強することが増えるので、頑張り
ましょう
]]>
しばらく更新をしてなくて申し訳ありません。
今年度も1学年を担当している中村です。
昨年度と同じでDクラスの担任を受け持ちます。
早いもので、もう1年が経ってしまい新たな学生
達が入学して登校しています
先週月曜日の入学式前ガイダンスから、金曜日の
和菓子と洋菓子のデモンストレーション授業と。
あっと言う間に1週間が経っています。
そんな先週のデモンストレーション授業の授業を
今回は見てみたいと思います
Bクラスの様子です。
初めて授業を受ける前の説明的な授業なので着席
して聞いてもらっています。
今年も昨年と同じで「スゥエーデン シュー」を
実演しています
ホワイトボードや実際に製造するところ交えて
授業スタイルを説明していきます。
みんな真剣に聞いてくれています。
ただ・・・内容は理解仕切れていないだろうと
おもいますけどね
教室の後ろから見るとこんな感じです。
普段この光景はみれませんよね。
最後はお楽しみの試食で終了です。
みんな「美味しい〜」と言ってくれました。
今日、月曜日からは通常授業が始まりました。
これからは昨年度と同じく授業の様子を皆様に
少しずつですがお届けしようと思います。
気に入って頂けたら、閲覧して下さい。
今回はこの辺り失礼いたします。
今年度もDクラスの担任中村がお送りしました。
]]>
本年もよろしくお願いいたします。
1月10日から通常授業は始まっているので
すが、今日は1学年最後の校外授業の様子を
お送りします。(Dクラスの場合)
合羽橋道具街見学と浅草周辺の散策が目的で
す。
合羽橋とは台東区西浅草・松が谷地区にある
食器・包材・調理器具・食品サンプル・食材
・調理衣料等を取り扱う問屋が集まった街の
ことを指します。
毎年1学年でこの時期に市場調査をかねてこ
ちらへ見学へ出かけています。
午前10時に合羽橋のランドマークでもある
ニイミ洋食器店の前で現地集合しました
天気は曇り空ですが気温は凄く寒いまででは
なくて良かったですが、見学をしている間に
雨が降らないことを願いながら散策をスター
ト
沢山の道具1つ1つ見て回ります。種類や値
段も色々ですね。
いつも授業で使用している道具がいくらくら
いかを知ってもらうのも目的の1つです。
悩んだ末に入門用の回転台を購入することに
決めたようです
自分も私用で使おうと考えている口金を3点
購入しました
初めて見るような道具や変わった器具なんか
を写メしています。合羽橋は外国人の観光客
も多く、写真撮影を許してくれるお店が多か
ったです。まぁ毎回断っているのが大変で許
可しているのかもしれませんけど
だいたい2時間くらいかけて道具街を見学し
て周り、次の出欠確認の目的地の浅草雷門へ
移動します。
浅草寺でお参りをしていたら・・・
鷹箸さん・熊澤さん・小林さんトリオに捕ま
り、熊澤さんがおみくじが大吉だったことを
自慢されている場面です
その後…仲店通りの揚げ饅頭屋で饅頭を買わ
された場面です
みんな、思い思いに合羽橋や浅草を見学して
回ったみたいですね
男子達は何か良いものを食べれたんですかね?
熊澤さん・鷹箸さん・小林さんも楽しかった
ですか?
今日はこの3人で始まりこの3人で終わった
気がしますね?
学校の授業も残り1ヶ月弱となりました。
その後は試験週間が待っています。半年間ま
たは1年間学んだことをしっかりと思い出し
て、。良い結果を出して下さいね
それでは、今回はこの辺り失礼いたします。
Dクラス担任・中村がお送りしました。
]]>てきた今日この頃ですが、皆様は如何お過ごし
でしょうか?
学生は12月15日から冬期休暇に入り、実家
での手伝いやアルバイト先での労働、友人や恋
人との楽しい時間など色々な年末を迎えること
でしょう。
学生の時間は短く貴重なので、有意義に過ごし
て欲しいものです。中学校頃に習った「少年老
い易く学成り難し一寸の光陰軽んずべからず」
昔の人は良く考えていらっしゃいます、勉学だ
けでは無いですけどね、後々の勉強意欲や知的
好奇心が湧いてきた時の為にも何か残るものを
考えて欲しいと思います。
さて、本題です。仏教国である我が母国の日本
ですが、12/24・25はクリスマスだ
となるので、学校でもクリスマスケーキを制作
します。日本では圧倒的に生クリームを使った
苺のショートケーキがクリスマスに購入されて
いますが、1学年ではフランスの伝統的なクリ
スマスケーキ「ビュッシュ ド ノエル」を作り
ます。「ビュッシュ」はフランス語で「木・丸
太」を意味し「薪」と訳し、「ノエル」はクリ
スマスで「クリスマスの薪」となります。
なんで薪?諸説色々な説があるのですが、暖炉
で生活をしていたヨーロッパや北欧ではキリス
トの誕生を祝いクリスマスの夜に家族で薪を一
晩中暖炉にくべながら過ごした事が由来とされ
ているそうです。
形は薪や切り株を模してチョコレートのシート
スポンジとチョコレートのバタークリームの組
み合わせで作られていて、最近では店頭で見か
けることが少なくなった絶滅の危機に近いお菓
子です。
可愛いですね。バタークリーム?って思うかも
しれませんが、良いバターを使ってしっかりし
たレシピで作ると美味しいんですよ。
最近はムースタイプや生クリームを使用した製
品に変わってきてしまっていますが・・・
もう一製品は「マローネン クーヘン」
シナモンが効いたローマジパンの入ったバター
ケーキの中にチョコレートの刻みとマロングラ
ッセを入れて焼き上げます。
上面にはシュトロイゼル、が載っていて食感の
変化も楽しめます。
今回のメイン担当の先生はハイテクニカル科担
当の山田先生です。
シートスポンジを各班で2枚焼成していきます。
カメラを向けている石原先生に文句があるよう
な感じ?の黄さん
ミキサーを使用して118℃まで煮つめたシロ
ップを卵に加えて泡立てながら加熱殺菌してい
る途中の梅山さん。
機械を使用しての作業も慣れてきました
別途で気泡を抱き込ませておいたバターに卵を
加えていくのですが・・・
石田君の顔をちゃんと写さない石原先生
男子の扱いが雑すぎですけど・・・
土台になるクッキー生地です。直線的な感じで
は無く、手で形を整えて焼成してあります。
軟らかい感じに仕上げる為ですね。
山田先生と金さん。シュトロイゼルを乗せてい
ます。
竹島さんと井坂さんも同じ作業中ですけど、井
坂さんがカメラを向ける石原先生にあまり良い
顔をしてくれていません
今回は1人1台の仕込なので、各班で3台が出
来上がります。鉄板に乗せてオーブンへと持っ
て来てくれた佐々木さん
全班が揃ったらオーブンへ入れて焼成します。
160℃で約1時間くらいで焼き上がります。
オーブンで焼成している間にシートスポンジを
巻いていきます。
生地にアンビバージュを打っている宮崎さん
井上君と高橋さんがバタークリームを均一な厚
さにナッしています。
銭さん、上手に巻けていますか?ロールを巻く
の久しぶりですからね。
巻き終わったロールをしっかりと締めていく、
ワンリカさん。
巻き上げたロールは冷蔵庫で少し冷やし固めて
からカットして成形となります。
今回は顔がしっかり撮れている石田くんと?木
くん
毎回カメラマンを務めてくれている石原先生。
山田先生と仕上げをしています。ビュッシュも
1人1台なので個人個人での違いが出せます。
真剣な表情で側面や土台との接着面をナッペし
ている高橋さん。上からだけ見ていると側面の
下の方とかが疎かになりがちなのでしっかりと
仕上げられていきます。
松本先生も真剣な表情で仕上げ中
金崎さんと山崎くんもナッペしていきます。
佐々木さんと徐さんはメレンゲ細工の修復中。
クッキーのプレートに着色したバタークリーム
で文字をパイピングしている石原先生。
宮崎さんと真瀬さんも挑戦します。
寺田さんは仕上げに雪を模した感じで粉糖をか
けています。かけ過ぎ注意
山田先生にパイピングコルネの指導を受けてい
る宮崎さん
完成した自分の製品を確認します。初めて作る
1台ですから、思うような仕上がりにならない
事も多いと思います。郭くんはどうですか?
今回の授業はホールでの仕上げが1人2台で箱
詰めとセロファンでのラッピング仕上げなので
、試食はビュッシュの成形時に切り落とした端
の部分だけなんですけど・・・
真瀬さんと宮崎さんは美味しそうに試食してく
れています
各自一人一人で仕上げをするのは思っていたよ
り時間がかかり大変そうでしたが、学生達は楽
しそうに作業してくれていました。
これが職場でお客様からの注文だった時、何十
台も注文台数があった時を考えると楽しんでな
んていられませんけどね・・
今はまだ学生なのでしっかり自分で1台を仕上
げる事に集中して、経験積んでいきましょう
来年洋菓子科を専攻した学生達はムースを使っ
たタイプのビュッシュドノエルを作る予定なの
で楽しみにしていて下さい
それでは今回はこの辺り失礼いたします。
1年Dクラス担任の中村がお送りしました。
]]>
の親睦を深めましたが、後期はバスに乗って
山梨県の昇仙峡に「ほうとう」を作りに行っ
てクラスの親睦を深めて来ました。
当日は気温が低かったのですが、雲一つ無い
晴天に恵まれて学校の最寄り駅の二子玉川
からバスで出発しました
富士山、綺麗に見えています
用賀から東名高速に乗り、海老名ジャンクショ
ンを経由して圏央道へ。
途中の談合坂パーキングエリアで休憩を挟んで
から山梨県へ。
途中の談合坂パーキングエリアでは、これから
「ほうとう」を作るのに色々と買い食いに走る
学生が見られました。
確かにパーキングエリアの売店は魅力的ですけ
どね
11時半、予定より少し早く昇仙峡にある「ほう
とう会館」に到着。
「Welcomeほうとう饅頭」で迎えて頂きました。
美味しそうに試食中の1コマ
「ほうとう体験道場」へ移動します。
まずは手洗いからです。インフルエンザや風邪
が校内でも流行っていますが、欠席する学生な
く全員が今回の旅行に参加出来ました。
いつもの実習室から道場へ変わりますが、先生
に手本を見せて頂きながら自分達で「ほうとう」
を作っていきます。
生地は前もって道場の方で準備してもらってい
るので、ひたすら伸ばします。
めん棒と手粉を駆使しながら・・・
パイ生地を伸ばすので慣れているのですが・・
固い・・・とても固いんです・・・
女子チーム、苦戦中です。
腕力のある男子チームは楽しそうですね。
先生から伸ばす大きさで指導が入ります。
意外と厳しかったです
伸ばし終えた二つ折りを2回して重ね、包丁で
切っていきます。
今度はひたすら切ります。
切る作業は簡単なんですけどね。太さは1cm
以上で切るように言われました。「ほうとう」
は太さと厚さがうどんとの違いなんですね。
切り終えたほうとうを少し手粉を打ちながらま
とめます。三等分に分けて一つは昼食で食べて
二つはお土産で持ち帰ります。
自分は帰ったら直ぐに家族と食べちゃいました。
「大変、おいしゅーございました」
「ほうとう体験」終わっての1コマ
思っていたのより「大変だった」
若者が何か言ってますよ、まったく
場所を隣の建物の2階に移して昼食です。自分で
作ったほうとうを食べます。
みんな、美味しそうですね
昼食後、少しお土産等を購入したりしたら移動で
す。笛吹市の桔梗屋アウトレットへ
山梨県のお土産と言えば「信玄餅」が有名です。
そして「信玄餅」と言ったら「桔梗屋」さんが1
番に上がると思います。TV・雑誌等でも有名。
そんな有名な桔梗屋さんの工場を見学して、「信
玄餅」の包装体験をしました。
凄いですね。1日に12万個の「信玄餅」が作ら
れるそうです。次から次へと無限に「信玄餅」
恐るべき「信玄餅」恐るべき「桔梗屋」です
2階から製造風景を見学しています。
ご当地パネル。熊澤バージョン・・・
ご当地パネル。吉野バージョン・・・
小会議室のような場所へ移動して、桔梗屋さんの
スタッフから「信玄餅」の包装のレクチャーを受
けます。
短い時間ですが包装を体験しました。工場見学で
みた職人さん達は1個を数秒で包んでいくそうで
大変な作業だと実感です。
体験終了後、売店へ移動してお土産を購入中。
みんなが食べているのは「信玄ソフトクリーム」
パーキングエリアからずっと食べてますよね・
最後に工場の外で記念撮影。天気が良くて15時
位なのですが、西日が強烈で目が開かないと文句
が多くて・・・
なんかバスに乗って降りては何かを食べ、バスに
乗って降りては食べの繰り返しでしたが、学生達
は楽しんでくれていたようなので良かったです。
担任が自分なので「先生、適当ですよね?」と言
われますが、適度に当たっているのが良いのです
よ。ずっと当たっていたら疲れちゃうのでね
もちろん自分も楽しみましたよ。嘘じゃ無いです
本当ですって
こんな担任の引率したバス旅行ですが、冬休み前
の良い思い出にしてくれたら幸いです。
それでは今回はこの辺り失礼いたします。
1年Dクラス担任、中村がお送りしました。
]]>
すが今回は生菓子の回となります。
内容は「シャルロット オ ポワール」と焼き
菓子の「ダンディーケーキ」の2点です。
「シャルロット オ ポワール」
シャルロットはフランス語で貴婦人の帽子を
意味しています。ポワールは洋梨です。
見た目から付いた製品名で、こちらの写真は
小さいものですが最近は店舗でも見かけなく
なった伝統的なフランス菓子ですね。
「ダンディーケーキ」
ダンディーと言うと日本ではナイスミドルな
男性や褒め言葉的な感じで使われますが、外
国ではあまり使われていないですし、逆に少
し良くない意味合いがある感じになるそうで
す。今回の「ダンディーケーキ」のダンディ
ーはイギリスの地名から付いた菓名です。
港町のダンディーに有るマーマレードの会社
が港で取り扱っていたアーモンドやラム酒と
自社のオレンジ果皮を使って作ったのが始ま
りと伝えられています。
今回のメイン担当教師は2年生Kクラスの担
任 尾崎先生です。
別立て絞り生地「ビスキュイ ア ラ キュイエ
ール」を指導する尾崎先生
短時間に正確に絞らないと生地の気泡が潰れ
て状態が悪くなります。
絞り終わったら上面に粉糖を振りかけます。
2回程度振りかけてから、粉糖が少し溶けて
見えなくなる程度放置してオーブンで焼成を
します。
焼き上がるとこんな感じになります。
焼き上がったキュイエールをセルクルに入れ
ていきます。
切り過ぎないよう注意が必要ですね。
中に入る洋梨のバヴァロアを制作中。
火を入れ過ぎると卵黄が熱凝固して分離して
しまうので、状態を真剣に見極めています。
出来上がったバヴァロアをキュイエールをセ
ットしたセルクルに均一に流し入れます。
平らに均したら冷凍庫で冷やし固めましょう。
ダンディーケーキを仕込みます。通常のバタ
ーケーキの仕込なので学生達も慣れたもので
すね。
生地の上に皮むきアーモンドホールを並べま
す。この作業を丁寧にしないと出来上がりが
悪くなるので重要な作業です。
綺麗に並べ終わって、オーブンに入れるのを
待っている状態。
ダンディーケーキの焼成中にシャルロットの
仕上げをしています。
今回の授業は製品製作だけで無く、絞りの確
認のしていきます。
「ローズバッド」と「シェル」の二つです。
基本なので入学からどの程度絞れるようにな
っているかの確認をしていきます。
各自で少し練習をしたら、教卓の作業台で指
定された個数の絞りを絞ってもらい職員が見
て出来を確認していきます。
苦手な絞りなどは教師が指導していきます。
朝練と夕練に参加している学生と参加してい
ない学生との差が激しなっています。
少しでも練習はしていかないと簡単に覚えら
れるものでもないのですから、時間が取れる
ならば練習に参加しましょう。
最後は試食をしながら今回の授業内容の確認
をして、まとめで終了です。
学生達も授業内容が身についてきて、作業の
スピードも早くなってきました。
和菓子科か洋菓子科かの選考も終わり、来年
の今頃には今とは違った自分になっているこ
とにはまだ気付いていないんですけど。
頑張って貪欲に学んで欲しいと思います。
今回はこの辺りで失礼いたします。
Dクラス担任の中村がお送りしました。
]]>
学校生活に戻ってきました。
秋は洋菓子店の繁忙期に入る時期です。木の
葉が紅葉して涼しい季節になると、お客様も
お菓子を求めて店に足を向ける回数が多くな
りますから。
今回の実習はフィユタージュラピドを使った
小さなパイ製品のバリエーションと栗を使用
したタルトレットの実習を見てみます。
手前に見える渦巻き状の製品が「エスカルゴ」
時計回りに「エヴァンタイユ」「サクリスタ
ン」「パルミエ」の4種類です。
「エスカルゴ」はフランス語で「かたつむり」
の意味でガーリックでソテーした前菜の材料
として有名ですね。嫌いな人も多いですけど
自分は好きです。見た目の渦巻きから付いた
名前です。
「エバンタイユ」こちらも見た目からのネー
ミングでフランス語で「扇」を意味します。
「サクリスタン」こちらは日本ではあまり馴
染みが無いですが、教会の聖具を取り扱う人
のことを指しています。なぜ?と思うのです
がこちらも諸説色々で、教会にある聖具の蝋
燭を灯す燭台の捻れから取ったとも、教会に
訪れて集会に参加していながらおしゃべりを
している人達を静かにさせるために杖で床を
叩いていた時の杖にちなんだとも言われてい
ます。
「パルミエ」こちらはフランス語で「椰子」
を表します。ヤシ科の植物のシュロの葉に形
が似ていることから付いたと言われています
。シュロはキリスト教の中で色々な所に登場
する植物でもあります。
「タルトレット オ マロン」
モンブランのタルトレット版みたいなもので
す。サブレ生地を型に敷き込んでクレームダ
マンドを絞り焼成し、生地をくり抜いてクレ
ームパティシェールを円錐状に成形しながら
絞り出して、マロンペーストを使用して作っ
たマロンクレームを仕上げに絞ります。
今日のメイン担当の先生は通信教育科担当の
杉山先生です。
フィユタージュラピドの仕込を見せている所
です。室温も涼しくなりパイ製品を仕込むの
に良い季節になりました。
学生の作業台でポイントを教えながら実際に
仕込んでいきます。パイ製品は回数を重ねて
きてはいますが、頭で理解するのと実際に手
で仕込むのでは齟齬が生じることもあります
から、直接教わることでとても身につき易く
なりますね。
仕込んだ生地を伸ばしていきます。
和田さんと杜さんです。
村田さんも上手に伸ばせましたか?
カメラ目線の小倉くん。担任が見てますよ
先生3人がかりでサブレ生地を型に敷き込ん
でいます。見るからにオーバースキルです
ファムさんも敷き込み中です。
またカメラ目線の小倉くん。そしてまた担任
が見ていますよ
折り伸ばしの作業の見本を見せてくれている
杉山先生です。
諸岡さんに指導中の松本先生。
内藤さん、上手に伸ばせてますね。
今度はカメラ目線の吉野くん。内のクラスは
マスク男子が多くて良く顔が分かりません
小倉・吉野共にマスクをすると区別が近づか
ないと分かりにくい
こっちはカメラ目線の小倉くん。
分かりますか?違い?
伸ばした生地の成形中の高須さんと鷹箸さん
成形後に冷凍して生地を冷やし硬めてカット
鉄板に間隔良く並べていきます。パイ生地は
焼成中に膨らむので間隔を空けないと焼成中
にくっついてしまいます。
慎重に間隔良く並べていく小林さん。
サクリスタン焼成中の自分です。
エヴァンタイユのカット中の杜さん。
小玉さんが見守ってます。
こちらは祖根さんと鶴牧くんが同じ作業中
カメラ目線の男子が多いクラスですね
森澤さんが焼き上がったタルトレットをペテ
ィーナイフでくり抜いています。
くり抜いた所にクレームパティシェールを絞
り込むので、深さも大きさも重要です。加減
が難しいですけどね
仕上げ作業中の杉山先生。
同じ作業をトレース中の羅さん
広瀬さんも挑戦中。
最後にエスカルゴをカットして鉄板に並べて
焼成します。
焼き上がったエスカルゴをマーブル台で冷や
しています。焼き菓子は焼成後に熱を持って
いる間は製品から水分を放出しているので、
熱がある内に包装してしまうと蒸気が籠もっ
て湿気てしまうので注意が必要です。
パイ製品の回数もだいぶこなしてきたので、
伸ばす作業も手早くなり製品の出来上がりも
良くなってきました。次回からは冷菓に内容
を移して進めていきたいと思います。
それでは今回はこの辺りで失礼いたします。
Dクラス担任の中村がお送りしました。
]]>学生も職員も慌ただしく、更新が遅れてしま
いました。
ただの言い訳ですけど・・・
今年で30回目を迎えた「日菓祭」・15回
目を迎えた「パン祭り」11月3日文化の日
に大盛況の後、無事に終了することが出来ま
した。
学生達が頑張って放課後に残って準備をした
り、授業の中で販売用の製品や来客者の皆様
に配布するお菓子を一生懸命作った甲斐があ
りました。
学園祭当日は色々と忙しくて校内の様子を撮
る事が出来なかったのですが、開園時間前の
学園祭に来て並んで頂いたお客様の状態は撮
れたので見てみましょう。
前の週に天気が良くないと予報が出て心配を
しましたが、全日の夜は少し雨が降りました
が当日は快晴で良かったです
正門前です。9時30分が開催時間なのです
が、毎年早い方は朝7時前位から並び始めま
すこちらの並ばれているお客様方はお菓子
をお買い求めになる方達が7割で、残りの3
割の方達は体験(和菓子と洋菓子)の体験チ
ケットの配布を待っていらっしゃいます。
歩道は並ばれているお客様でいっぱいです。
毎年近隣の住民の方達には大変ご迷惑をおか
けしています。
学園祭の実行委員の学生達が職員と共に開催
前に近隣にお住まいの方達にご挨拶に伺い、
当日の学園祭の開催にご協力とご理解をして
頂いています。
列が長くなってきました
列が長くなると大変なので、警備を担当して
くれている学生達がお客様に並んでいる間隔
を少し詰めてもらったり、車道に出ないよう
に注意を促したりして順調に誘導しています。
正門からで約200m弱、お客様が列を作っ
て並んで頂いている感じです。
こちらの列は開園後に校内に収容されていき
、今年は11時前には解消されました。
並んでいるお客様へ学園祭実行委員の学生達
がパンフレットを渡してくれています。
パンフレットに販売製品が印刷されているの
で、並んでいる時間に購入希望の商品を選ん
でもらっています。
毎年11月3日の文化の日に開催していて、
今年で30回目を迎えました。
近隣の方達にも認知されていて、多くの方達
に毎年参加して頂けるようになっています。
中には駅で宣伝をしている学生を見て、サイ
クリングをしている途中で列見かけて、など
初めて参加して頂いた方もいました。
多くの方に支えられながら無事に終了した「
日菓祭」「パン祭り」また来年も多くの方に
参加をして頂けると嬉しいです。
今回の写真は外回りを担当していた学生達は
知っていますが、校舎内で準備や担当をして
いた学生達は目にしない光景なんですよ。
今回はこの辺りで失礼いたします。
1年Dクラス担任・中村がお送りしました。
]]>
前回と同様でパイ製品を実習します。
今回はパイ製品1製品とタルトを1製品、久し
ぶりに生クリームをナッペする製品の3製品を
実習します。
「アリュメット オ ポンム」
アリュメットとはフランス語でマッチを意味し
ます。フランス料理の野菜等の切り方にも、ア
リュメットという切り出し方がありますが、軸
切り(細い棒状)のことです。写真の製品の表
面がマッチ棒の様に見えることからアリュメッ
ト(マッチ)と呼ばれているそうです。
「クラフティ」
フランスのリムーザン地方のお菓子で、タルト
生地に牛乳・卵・砂糖・小麦粉を混ぜたアパレ
イユを流し入れサクランボを一緒に焼き込んだ
製品。
「ガトー マダム」
こちらのお菓子は日菓専ではスライスしたチョ
コレートスポンジにクレームディプロマートを
サンドして、表面を生クリームでナッペしたも
のをさしています。製品名の由来は婦人のお菓
子となります。
今日のメイン担当教師は年を取らない、いつま
でも若々しいダンディー阿部先生です。
卒業生が学校に遊びに来ると必ず?
「阿部先生、変わらないですね〜」
「阿部先生、また痩せましたか〜?」
と聞かれる若さを保ち、年による肥満が無関係
なナイスミドルなイケメン先生です。
それではCクラスの実習を見てみましょう。
真瀬さんが、どこか遠いところを見ながらサブ
レ生地を仕込んでいます。
真瀬さん、帰って来てくださ〜い
こちらはショコラのスポンジ生地を型に流し入
れる寺田さん。スポンジは何回も仕込んでいる
ので問題は無いですよね?
梅山さんがアリュメット用の折りパイ生地を折
っています。キレイに真っ直ぐ伸ばせています
。均一に力をかけて伸ばせているからですね。
折り終わったパイ生地は乾燥しないようにビニ
ール等で包んで冷蔵庫へ入れて休ませます。手
早く作業が出来たようですね、井坂さん
天野くんと金崎さんがサブレ生地をタルト型に
敷き込んでいます。この作業も回数をこなして
きたので慣れた様子です。
型に敷き込み終わったら、今回は空焼きをして
からアパレイユを流して焼きます。
水分の多いアパレイユを空焼きしないで焼成す
ると、サブレ生地が生焼けになってしまいます。
小田さんと郭くんが作業中
空焼きをしている間にリンゴを煮ていきます。
学生のお手伝いをする中西先生
こちらは須田先生がお手伝い中
マスクを付けてしまったので、福山雅治に似た
顔が見えませんよ、阿部先生
こちら、リンゴ煮る前
こちら、リンゴ煮た後
リンゴの食感を残したい時は、形がしっかり残
った状態で火を止めた方が良いです。
空焼きが終わったサブレ生地にサクランボを並
べてアパレイユを流し込みます。
アパレイユが溢れてしまうと型と生地が焼き付
いてしまうので慎重に流す作業中の宮崎さん
型にアパレイユが入っているので水平を保たな
いと型からアパレイユが零れてしまいます。緊
張しながらオーブンへ入れている井上くん。
顔が怖いですよ。
パティシェールを煮上げる許さん
ショコラのスポンジをスライスする高橋さんと
写真に写りたくなくて身のそらすが写ってしま
っている藤原さん
焼き上がったクラフティを試食する食いしんぼ
的な写り方の高橋さん
永野さんが若干引いているのは気のせいではな
いですね?
ディプロマートをサンドする佐々木さん、回転
台を使わないで均一にナッペするのは大変なん
ですが上手に出来ています。
サンドが終わったら、前期のガトーフレーズぶ
りですかね?生クリームを使ってのナッペにな
ります。朝練を頑張っている宮崎さんが挑戦中
こちらは李くんが挑戦中ですね。前期に比べる
と立ち姿も格好良くなりました。
3人で協力しながらアリュメットの成形をして
いきます。
授業が進み、自分が何をすれば良いかも班員と
のコミュニケーションの取り方も上手になって
きたと思います。
阿部先生が最後の成形のポイントを指導してく
れています。しっかり接着しないと焼成中にパ
イ生地が剥がれてしまったり、片浮きをしたり
してしまうので、均一な力で均等にかつしっか
り力を加えて接着していきます。
で、最初の写真に戻って、ナイスミドルな阿部
先生のオーブン操作の1コマで今回のブログを
締めたいと思います。
今回はまとめとか無しで、阿部先生がオチだと
いうことで・・・
今回もDクラス担任の中村がお送りしました。
それでは失礼いたします。
]]>
なったりと変な気候ですが、皆さんはいかがお
過ごしでしょうか?
今回は後期6回目の授業を見て見たいと思いま
す。
今回の授業内容はパイ製品を2製品実習します。
前回の自習からパイ生地を使った製品になって
いるのですが、前回の練りパイはパイ製品の特
徴である層があまり感じられない製品でした。
今回の実習から「折り」の作業が入り、小麦粉
とバターの層をしっかり楽しめる製品を勉強し
ていきたいと思います。
「ショーソン オ ポンム」
「アプリコット ターツ」
今日の授業を担当してくださるのは通信教育部
の杉山先生です。
杉山先生が教卓で折りパイ生地の仕込を学生達
に教えています。卒業後に現場で働いていた時
の経験や実際に職場へ出たときの注意点を含め
指導中です。
小田川さんが折りパイ用のデトランプを仕込ん
でいます。
こちらは松本先生が侯くんに速成折りパイの生
地の仕込み方を指導しているところです。
デトランプを伸ばして折り込み用のバターを包
む藤井さんと滝口さん
杉山先生から伸ばし方のコツを教わる百澤くん
こちらはキャンバス地の布の上で伸ばし作業を
行っている面澤くん。右手二本指は誰?
伸ばした生地は冷蔵庫で休ませながら伸ばして
いきます。伸ばすときに小麦粉中のグルテンが
作用して伸びにくくなり、生地中の折り込み用
バターが軟らかくなるので冷却しながらグルテ
ンの力を弱める時間が必要なります。
待っている時間に中身であるリンゴの処理をし
ていきます。3人で協力してリンゴの皮を剥い
ています。
剥いたリンゴを手鍋で煮ていきます。煮る時間
は好みで良いです。柔らかめや食感を残し少し
硬めなど自分達で決めていきます。
冷蔵庫で生地がしっかりと休ませ終わったら、
再度伸ばしていきます。
杉山先生に指導してもらう滝口さん。
その後、小田川さんと藤井さんがちゃんと出来
ているか確認しに来ています。
両手に力をかけながら均一に生地へ力を伝える
のは、思っているよりも難しい作業です。
「手早く均一に!」がとても大事ですね。
中澤さん、とても良い手際で生地を折っていま
す。
成形途中の写真がありませんが、成形が終わっ
た「ショーソン オ ポンム」に手分けしてドレ
していきます。
ドレが終わったら、オーブンへ
鈴木さん、良い笑顔です
続々とオーブン前に鉄板に載った「餃子」が集
まって来ました。
テーマになっていますが「ショーソン」はフラ
ンス語で「スリッパ」の意味です。成形した見
た目がスリッパに似ていたことからなので今回
は「スリッパを作ろう?」なんですが、写真を
見ると鉄板に載った餃子にしか見えないから、
「餃子作ってる?」でも良いかな?
オーブン前に製品が揃ったらオーブンへ
ジェシカさんが釜入れ中
今度はもう一つの製品「アプリコット ターツ」
の成形をしています。
「ターツ」は英語で四角い小さな焼き菓子を意
味しています。
卒業生にとっては懐かしく思い出深い製品かも
しれませんね。なんで?かと言うと過去に1学
年洋菓子の後期実技課題になってい製品です。
最近は少し成形を変えた製品に変更されていま
すけど。
焼き上がった「アプリコット ターツ」
キレイに焼けていますね。
「ショーソン オ ポンム」と小池くん。
嬉しそうですね、良い笑顔ですよ!
パイ製品の授業は「折る」作業に時間がかかり
ます。本来は1日の授業内で折って成形して焼
成するのは少し無理があるのですけどね。
「手早く・均一に!」をしっかり身に付けて、
これからも「パイ製品」頑張っていきましょう。
今回はこの辺りで失礼いたします。
Dクラス担任・中村がお送りしました。
]]>く感じるようになりましたね。
自分は11月生まれなので、これぐらいの
季候が1番楽なので、暑いのは苦手です。
授業も順調に進み、後期5回目を迎えます。
今日の授業を担当してくださる先生は、2年
洋菓子科担当イケメン教師の江頭先生です
教えて頂く内容は、
「レモンパイ」
初めてパイ生地を使用した実習になります。
パートブリゼ(練パイ生地)とレモン果汁の
入ったパテシェールの組み合わせ。
上面をイタリアンメレンゲで仕上げて、バー
ナーで焼き目を付けて。
「ルロー オ バナーヌ」
別立て絞り生地を使用して、クリームとバナナ
を巻いて仕上げます。
市販されている「○るごとバナナ」を思い浮か
べて頂ければ良いと思います。
「ボン ショコラ」
アングレーズベースのチョコレートバヴァロア。
カップに流し入れて、表面はチョコレートを削
った「コポー」で仕上げてあります。
以上の3製品を実習する、Dクラスにお邪魔
して見てみましょう。
パートブリゼを仕込んでいます。
(上)葛原くん・和田さん・須田先生の3人。
(下)同じ作業を1人で行っている高須さん。
サブラージュと呼ばれる作業ですが、学校では
3名1グループで作業をしますので3人で作業
をしています。
ですが、実技試験や職場に出ることを考えると
全ての作業を3人で行わなければならないとは
なりません。1人での作業も3人での協力も大
事なので、学校ではその場での臨機応変な作業
を出来るように勉強しています。
こちらはイケメン江頭先生の絞り作業
同じように出来ているか?イケメン李くん?
絞り終わったら自分達でオーブンへ。
入れ終わり、先生からオーブンの焼成について
説明(焼成時間や温度など)を受けています。
焼き上がったら手早く釜から出します。
火傷に注意して下さいね。
畑岡くんと小玉さん。
焼き上がった生地にクリームをナッペする
中川さん、均一にナッペが出来ていますね。
こちらはイケメン江頭先生が○ごとバナナ
じゃなくて、ルロー オ バナーヌを巻いて
います。
畑岡くんにアングレーズの仕み方を込を教え
ている須田先生
アングレーズは卵黄の熱凝固性を利用してい
る作業なので、初めは炊き過ぎて卵黄を完全
に凝固させてしまうことがあります。
慣れると問題のない作業なのですが、初めの
うちは手本をしっかりと見て習得することが
大事です。
出来上がったチョコレートバヴァロアをカップ
に流し入れる小林さん
羅さんが絞り入れている量を監視中
炊きあがったレモンカスタードクリームをパイ
生地の上に流すファンさん
流し終えたら、表面にイタリアンメレンゲを
ナッペします。葛原くんが担当して作業中。
丁度良くミキサーボールから江頭先生が出て
ルように見えて、ちょっとカワイイ?
スーパーマリオの土管みたいですね?
中西先生が熊澤さんと小林さんに上面の仕上げ
方を指導中
そしてバーナーで表面を焼いていきますが・・
熊澤さん・・大丈夫ですか?
小林さんも声をかけて良いのか?心配そう?
綺麗に上面に焼き色が付きました。
底部がサクサクなパイ生地なので、大ぶりな
刃物で切ると割れてしまいます。
小型のペティナイフ等で切り出してカットす
る方法をしています。
慎重に切り出す、村田さん
気温が下がりパイ生地を仕込んでも大丈夫な
環境になりました。
次回からはパイ生地を使った製品を続けて実
習していきたいと思います。
それでは、今回はこのあたりで失礼します。
Dクラス担任の中村がお送りしました。
]]>季節は秋に向かって一直線?
暑いのが嫌いな自分にとっては良い季候
なんですけど。皆さんはどうですか?
3回目の授業写真が撮れてなくて申し訳
ないです
なので4回目の授業風景をお送りします。
今回は前回までの「タルト」「冷菓」
から、前期内容の復習をテーマに進め
ていきます。
「パリブレスト」
フランスの地名が付いたシュー製品です。
オリジナルはアーモンドのプラリネペースト
を使ったバターとクレームパティシェールを
混ぜたクレームムースリーヌを使っているの
ですが、今回は学校オリジナルで生クリーム
とクレームパティシェールの2層で仕上げて
います。
「抹茶ロール」
日本のオリジナル洋菓子ですね。
前期の実技試験はロールケーキでしたから、
学生達も慣れたものですよね?
「バナーネン クーヘン」
フレッシュなバナナとローストしたクルミが
入ったバターケーキです。
今回は小さいパウンド型を使用して焼き上げ
ています。
今日のメイン担当の先生は、
2学年Kクラスの担任・尾崎先生です
背が高くて力持ちなナイスガイ
尾崎先生が教卓で抹茶のシートスポンジの
仕込み方を教えてくれています
前期の内容なので学生達も問題なく仕込み
終えて、クリームをナッペして巻いていき
ます。
内堀さんがクリームを手早くナッペしてい
ます
均一にクリームがナッペし終わったら、抹茶に
良く合う素材の小豆大納言を散らしていきます。
王さんが作業中です
(上)吉田くんが巻く作業中
(下)永井さんも巻く作業中です
大関さんが巻き終わり、横からちゃんと巻けて
いるか、王さんが確認しています。
こちらが尾崎先生が巻いているところ。
違いが分かりますか?
横から少しクリームがはみ出ているんです。
端までクリームが入っていないと、カットした
時に仕上がる製品数に差が出てしまいます。
学生達もしっかり復習しています。
焼き上がったパリブレストのシュー生地を
オーブンから出している自分(中村)と
神田さんとの1コマ
パリブレストはリング状をしています。
元はパリ・ブレスト・パリと呼ばれるパリと
ブレスト(フランスの西部にある軍港都市)
の間を自転車で競うレースの為に沿道の菓子
屋?パン屋?で考案された自転車の車輪を模
したお菓子と言われています。
こちらはバナーネンクーヘンの生地を型に
絞り込んでいる細海くんです。
作業している姿もしっかり安定しています。
計りで重さを確認しながら右手で生地を絞り
出し、絞り袋の先端を左手でコントロールし
ながら生地を均等に均しています。
入学してから半年ですが、しっかり成長して
くれています
流石前期Dクラスのクラス委員長をしてくれ
ていただけのことはありますね〜
焼き上がったバナーネンを包装しています。
学校では簡単な包装をして持ち帰るように
しています。
今回は製品でないのですが、シューケースだけ
を仕込んで焼成しました。
配合の違いで6グループに分けて仕込み焼成を
して、出来上がりの状態を比較検討してみます。
A〜Fの6種類で油脂(バター・ショートニン
グ・サラダ油)薄力粉・強力粉・水・牛乳・砂
糖を添加などの違いです。
学生達も、一つずつ触ってみたり食べてみたり
違いを確認していますね。
材料が違うことで色や味・食感が変わることを
感じてくれたみたいです。
製品を作るだけではなく、実験的な事も製菓で
は重要です。学校ならではですね。
今回はこの辺りで失礼いたします。
担当はDクラス担任の中村お送りしました。
]]>
お過ごしでしょうか?
今日は後期2回目の授業を見てみます。
自分が担当して担任をしているクラスを自分で
紹介するのも何ですけどね
今回の製品は
「タルト ポワール」
前回の「タルトアマンディーヌ」に洋梨が
入った製品と思って頂いて良いです。
「ブラン マンジェ」
フランス菓子でバヴァロアに近い製品。
アーモンドの風味の冷菓で、アジア圏
で近い物が杏仁豆腐ですかね?
由来は全く違うんですけど・・
似てはいます。
「ダックワーズ」
福岡・博多にありますフランス菓子16区の
三嶋隆夫シェフが考案された小型の焼き菓子
です。
それでは1学年Dクラスの授業を覗いてみま
しょう。
(上)サブレ生地を伸ばす森澤さん。
(下)三浦さんと杜さんに指導をする
中西先生
生地を型に敷き込むフォンセは、繰り返し
行うことで手際が良くなります。
焦らず丁寧に行いましょう。
クレームダマンドを絞り込み、スライスした
洋梨を慎重に載せる東嶋さんです。
焼成途中はこのような感じです。
もう少し上面に焼き色を付けたいですね。
(上)メレンゲを泡立てる熊澤さん
しっかりしたメレンゲを泡立てて下さいね。
(下)泡立てたメレンゲにT.P.Tと粉糖を
合わせる小倉君です。
中西先生と鷹箸が見守りますが、大丈夫ですか?
小倉くん?
出来上がった生地をゴムベラで型に擦り込む
坂井さん。メレンゲが主体の生地はあまり力
をかけてしまうとメレンゲの気泡が潰れてし
まい、生地の食感が損なわれてしまいます。
ちゃんと力加減を見極めていますね
こちらは同じ作業を行っていますが、L字
パレットで生地で型の表面を均しながらの
工程です。
小玉さんが型の端から生地を均一に均しま
す。
表面が均一でないと焼き上がりが悪くなる
ので慎重に両手で作業中
型を外したら粉糖を振りかけます。
ここでも均一に振りかけることが重要にな
ります。久保谷さんが全体を見ながら作業
しているところです
オーブンを担当してくれるのは石原先生
焼き上がった状態がこちらです。
とても綺麗に焼き上がっていますね。
流石バッケンマイスター石原先生です
ブランマンジェの仕上げで使うアプリコット
にバーナーで焼き目を付ける中川さん
小林くんと羅さんが作業中
ブランマンジェは工程をお見せしませんでしたが
フランス語で白い(ブラン)食べ物(マンジェ)
と呼ばれ、由来は中東まで遡る古典的なお菓子と
なります。
アーモンドの風味を付けた牛乳とクリームを合わ
せゼラチンの凝固力を利用した冷菓ですが、最近
ではゴマやココナッツを使った物も作られていま
す。
焼き上がったタルトポワールの表面にアプリ
コットナパージュを刷毛でコーティングして
いきます。
(上)自分、中村です。
(下)同じ作業をする森澤さん。
しっかり均一にかからないと出来上がりの見
た目が悪くなるので注意しましょう
ダックワーズの包装をする小倉くんと
東嶋さんです。
こちらも包装中の祖根さんと方さんです。
1回目と同じ様な授業ですが、少しづつなん
ですけど内容は難しくなっていきます。
「何回も繰り返す」この至ってシンプルな事
がとても重要になり、その際に大切なのは必
ず正しいこと繰り返すことです。
間違った事を理解しないまま繰り返しては、
意味がないので先生達に見てもらいながら正
しい作業を身につけて下さいね。
今回はこの辺りで失礼いたします。
1学年Dクラス担任、中村が担当しました。
]]>申し訳ありませんでした。
1年洋菓子科のブログ担当中村です。
長い夏期休暇が終わり、1学年は9月
1日から後期の実習授業がスタートし
ています
当校では1学年は前期と後期でクラス
替えを実施しています。
今日は新Aクラスの後期1回目の授業
を見学してみましょう。
夏期休暇中に前期に学んだ事を忘れて
いないでしょうね?
今回は「タルト・タルトレット」の項
目で[タルト アマンディーヌ]
「別立て絞り生地」の項目で[ブッセ]
「ゼラチンを使用した冷菓」の項目で
[グレープフルーツゼリー]
の3製品を実習します。
今日の授業を担当して頂いたのは、事業局
の阿部先生です。
サブレ生地の仕込み方を見せてくれていま
す。
前期にしっかり勉強したサブレ生地、復習
もかねて問題無く仕込んでいますね。
次は別立て絞り生地、フランス語ではビス
キュイ ア ラ キュイエールです。
シュー生地の絞りと似ていますが、均一に
同じ絞りをするのは大変です。
協力して生地を絞っていきます。
絞り終わったら、表面に粉糖を振りかけま
す。粉糖は生地表面の水分を吸って保形し
、焼成時に生地の水分の蒸発を防ぎ、焼成
後の表面に真珠状の皮膜を作り香ばしい食
感を与えてくれます。
次はグレープフルーツの房取りです。
製菓では「カルチェ」という作業ですね。
阿部先生がジェシカさんにアドバイスして
います。
下は木所さんが細かい白い薄皮の処理を行
っているところです。
カットしたグレープフルーツの房をカップ
の中に、一段目の白いグレープフルーツゼ
リーを流し入れて冷蔵庫で固めます。
最初に仕込んで冷やし休ませていたサブレ
生地を、タルト型にに合わせて伸ばしてか
ら敷き込みます。この作業をフォンセとい
います。
均一な厚さに手早く伸ばさないといけませ
ん。時間がかかると生地がダレて型に敷き
込む作業が困難になります。
一人一台ずつフォンセしてみた所です。
縁まで生地が上がっていない型があるよう
な?
クレームダマンドを絞って、表面に水分を
与えたスライスアーモンドを散らしたらオ
ーブンで焼成します。
オーブンを指導してくれるのは須田先生で
す。
冷蔵庫で冷やし固めていたグレープフルー
ツゼリーに2段目のピンクグレープフルー
ツゼリーを流し合わせます。
焼き上がったブッセの生地にバタークリー
ムを円形に絞り、中心部に今回はアプリコ
ットジャムとストロベリージャムを絞って
2種類に仕上げます。
最後にグレープフルーツゼリーの仕上げと
タルトアマンディーヌのカット包装の作業
で今日の実習は終了しました。
長期の夏期休暇明け、更に新しくクラス替
えをして学生達も少し作業に戸惑いを感じ
ているような?
まぁ直ぐに慣れて、いつもの調子を取り戻
すと思いますけどね。
後期は前期よりも長いですから、頑張って
いきましょう。
最近は凄く暑い日が少なくなり、夜間には
虫の音が聞こえてきて秋の気配が少しずつ
近づいてきて、だいぶ過ごしやすい季候に
なってきました。味覚の秋、到来ですね
今後は暑い気候では作りにくい「冷菓」や
「タルト類」「パイ製品」などを中心に学
んでいきます。
今回はこの辺りで失礼します。
担当・中村がお送りしました。
]]>
最近は雨に悩まされるよりも、暑さに
参る感じが強い今日この頃ですけどね
製パンの授業も9回目。
今日は日本独自の製パン製品「あんパン」と
「チョココルネ」の制作風景を紹介します。
担当をして頂く先生は、製パン科のイケメン
教師の千葉先生です
「オーブン作業が格好いいです」超絶イケメンの
千葉先生です
実技試験は1人1テーブルで作業しますから、皆
もオーブンの使用方法や注意点に真剣に耳を傾け
ています
手で仕込む(手捏ね)作業も慣れましたね。
みんな懸命に生地を捏ねます
生地を金属製の型に巻き付けます
千葉先生、絶賛指導中!
巻き終えたら、鉄板に均一に並べて発酵機(ホイロ)へ
今度は日本のパン製品の王様とも言える
「あんパン」の成形です。
和菓子の技法の包餡技術がここで発揮さ
れます
包み終わった製品をホイロに入れるのですが、扉
にぶつけて生地が動いて驚いている東嶋さん
発酵が取れたら、綿棒を使って黒胡麻をあんパン
の表面につけていきます。
超絶イケメン千葉先生が見本を見せてくれます
コルネも発酵が取れたので、オーブンへ
焼き上がったら、チョコクリームを絞り込みます。
綺麗な焼き色に焼けました
出来上がった製品を袋に詰めて持ち帰りましょ
う。
一人暮らしの学生には、少し持ち帰る量として
は多いかもしれませんね?
前期の実習授業も残す回数は、あと数回。
4月の入学直後に比べれば、みんな成長しまし
た。
製パンの授業は前期のみなので、後期からは和
菓子と洋菓子の2科目の実習がメインになりま
す。
最初は製パンに、触れることも初めてだと言う
学生が多くいましたが、今では「手捏ねは大変
だけど、自分で作ったパンは美味しい」「発酵
した生地がフワフワして可愛い」「食費が浮い
て助かる!」など色々な意見がありますが、
「製パンはどうでしたか?」と聞くと口を揃え
て「楽しい」「後期もやりたい」と言ってくれ
ます。
自分は洋菓子が専門なので、製パンについては
知識が多くあるわけではありません。
でも日本菓子専門学校は製パン科の先生が、し
っかり製パンについて教えてくれます。
卒業後も製パンで、分からない事や悩んでしま
うことがあっても、質問があればいつでも先生
に聞くことが出来るので、いつでも先生達に聞
きに来て下さいね。
まじめな感じで締めてみましたが、今回はここ
までにしたいと思います。
担当はDクラス担任の洋菓子科中村がお送りし
ました。
]]>